高橋渉

経歴

振動を扱う会社の化学系技術者を経て、ARINA partner株式会社代表取締役。振動を抑える研究を通じて、住宅の耐震性や住居環境に興味を持ち、本サイトの前身である”理想のおうち”を立ち上げ。その後、さらに読者に役立つコンテンツ作りを目指すために、株式会社ベースオンに”理想のおうち”を譲渡。譲渡後も引き続き、”理想のおうち”のコンテンツ作成に協力。

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住宅に対する思い

住宅購入は一生に一度の大きな買い物で、ローンも長いことから人生を左右する決断です。このため、私も注文住宅を検討した際は、『どこの住宅メーカーが良いのか？』『どんな特徴があるのか？』を調べようとしました。ところが、まとまった情報がインターネットにも専門誌にも全くありませんでした。各メーカーが耐震等級をPRしてるけど、どこが違うのか？保証期間は違うのか？保証内容は一緒なのか？疑問ばかりで、毎週住宅展示場へ足を運んでいました。やっとの思いでハウスメーカーや工務店の違いを理解できましたが、『家を建てる人はみんなこんな大変な情報収集を行っているのか』『調べた知識を分かりやすく発信すれば、家を建てる人の役に立てるのではないか』と思い、”理想のおうち”を作り始めました。とはいえ、断熱や振動（耐震）は専門知識がありましたが、住宅全体については独学で学んだ程度。読者の役に立つ情報を発信するためには、専門的な知識のある方が必要だと考え、ハウスメーカーの社員の方にお手伝い頂いて、全ての記事を確認、修正頂いています。時には8割以上の内容が修正されることもありますが、正しい情報、分かりやすい情報を発信するために、試行錯誤しています。

“理想のおうち”では、一生に一度の大きな買い物である住宅に関して、よりより選択をお手伝いできるコンテンツを目指して、日々努力していくことを誓います。

2025年注文住宅を建てました

2025年現在、毎月少しづつ更新しています！殴り書きですいません！

2022年頃からマイホーム計画を立て、土地探し、ハウスメーカー探しを経て、住友林業で注文住宅を建てました。

マイホームを建てるつもりはなかった人生

私はまだネットが普及する前の大学時代（2004年）から、株や資産運用をしていて、奨学金を株につっこんで、大学の授業料の足しにしていました。その後も、インデックス投資界隈に所属するなど、いまの「資産運用ブーム」が起きるずっと前から資産運用を続けてきました。

なにが言いたいかと言うと、「マイホームは損だから賃貸派！」で人生を生きてきたということです。資産運用している人のほとんどは、マイホームは損だよね。という風潮があり、私も例にもれず損だと思っていました。マイホームを買った今でも、「経済合理性で考えたら絶対賃貸の方が得！」だと確信しています。

ハウスメーカーを紹介するサイトを作ったのに、マイホームは損だよねと言ってしまうことに賛否あるかと思いますが、ここでは正直に私の思いを記載したいと思います。なぜなら、一生に一度の人生を左右する大きな買い物なので、間違って不幸になってほしくないためです。

上記を鑑みて計算すると、賃貸の方が経済的には得だと思います。そして実際に建ててみて、やっぱり経済的には賃貸の方が得だなと実感しました。

実際に建ててマイホームは金がかかる！と思ったこと

①土地購入の仲介料(150万円)

仲介料は一般的に土地の価格の3%強です。どこで買っても発生します。今回、5,000万円の土地を購入したので、150万円程度の費用がかかりました。150万円払うことで、契約は円滑に進むので必要経費ではありますが、150万は大きい！

②住宅ローンの手数料(150万円)

住宅ローンを組みました。住宅ローンの手数料3%で、5,000万借りたので150万円です。住宅ローンを本気で調べるまでは、手数料なんて計算に入れてないので、びっくりしました。

③固定資産税・不動産取得税(40万円くらい)

不動産取得税：土地、建物を購入した時に1度だけかかる費用
固定資産税：土地、建物を保有していると一生かかる費用

固定資産税はだいたい年間20万くらいになる予定です。つまり月当たり1.5万くらい。賃貸vs.持ち家を考える時に、持ち家は固定資産税分不利ですね。賃貸の場合は賃料に固定資産税分も含まれていると解釈できますが、比較するときは固定資産をしっかり入れると良いですね。

④登記費用（50万くらい）

簡単に言うと、土地と建物の名義を自分の名義に変える費用です。司法書士さんにお願いする必要があり、必ずかかる費用です。

⑤メンテンナンス予定費用(30年で600万)

どんな家を建てるかにもよりますが、「30年後に600万かかるので計画的に準備しておいてください」と言われました。1年あたりで計算すると、20万/年。月1.7万くらい。意外とかかるし、世の中の賃貸vs.持ち家の計算には入らない費用。

まだまだありますが、大きい金額がかかるところを挙げてみました。5つ足すと1,000万円。まだまだ、家を購入する費用以外の費用がありますが、これだけみても持ち家はお金がかかって経済的には不利だと分かります。

経済的以外にも賃貸が良いなと思っていたこと

• ライフスタイルに合わせて費用や大きさをコントロールできる
• 古くなったら新しい賃貸に引っ越せばよい
• もし子どもがいじめられたら転校できる
• 隣人トラブルがあっても引っ越せる
• 費用が計算しやすく、ライフプランを立てやすい
• 家のことを考えなくて良いので、脳のリソースが他のことに使用できる
• どうせお金を費やすなら投資用不動産を購入したほうが利益がでる
• 住宅ローンのために会社で嫌なことがあっても我慢する必要がある

などなど、賃貸のメリットがたくさんあります。もはや持ち家を買う理由はないと思ってました。

それでもマイホームを購入した理由

30代後半に入り、人生の考え方が変わってきたことが大きな理由です。

30代前半までは、お金を増やして、たくさん資産運用をして、不労所得を増やして、余裕がある生活をすることが人生の幸福度を高めることだと考えていました。実際に、資産はどんどん増え、余裕もでき、外食も増え、旅行も増え、幸せな生活を送れていました。とはいえ、お金を消費せず投資にまわせば、その分が増えていくと考えていたので、基本的には節約生活で入金力を高めていきました。

ところが、30代後半になると、なんとなく人生の折り返し感がでてきて、「幸せとは？」を再定義し始めるようになりました。

執筆中です。随時更新していきます。

2022年マイホーム建築計画開始

執筆中です。随時更新していきます。